男女の出会いを演出するマッチングアプリには用途によって様々な種類があります。
真剣に結婚を考える人から、ちょっとした遊び相手を探すものも。
この記事では遊び目的でマッチングアプリを利用したいという人たちについて解説します。
遊び目的でマッチングアプリはどれくらい使われている?
株式会社ゼネラルリンクの「【マッチングアプリの調査データ】アプリで10人中7人は出会い 1人は結婚している!」といった、マッチングアプリ利用者に向けて行ったアンケートを調査によると、目的として一番多かったのは男女ともに「恋活」。
付き合う相手を探しているというもので、男女ともに全体の4割程度でした。
しかし実は「遊び目的」の利用者もかなりの数がいて、男性では約4割、女性でも2割ほどという結果となっています。
男性では「恋活」に次いで二番目の多さで、女性は「婚活」の3割に次いで三番目の多さでした。
ここから「遊び目的」で利用している人は「恋活」「婚活」と変わらない水準で存在していることがわかります。
遊び目的の男女の特徴!どうやって見分ける?
暇つぶしでやっている
遊び目的と言っても様々なタイプがいますが、意外に多いのがただの暇つぶしでやっているタイプ。
こうしたタイプは基本的にあまり会いたがらないことが多く、実際に会うタイプもいますが、基本的に外出することには消極的。
そのためプロフィールも簡素で、写真も含めて言ってしまえば「手抜き」が目に見えることが多いです。
友達が欲しい
それほど下心がなく、単純に遊び相手として異性を求めるタイプは女性に多い傾向にあります。
暇つぶしと似ていますが、出かけることに関してはやや積極的な部分も。
ですがやはり恋人探しや婚活ほどの真剣さはなく、メッセージのやり取りもじっくり探りを入れてくるようなことはしません。
ダメならダメでいいやといった感じで、ラフに接するパターンが多く見られます。
お酒が好きな傾向も
お酒好きと言っても、単純にお酒を飲む相手を欲しがっているというパターンもありますし、また恋人ほど真剣に付き合うつもりでもないので、最初からお酒を飲んで自分をさらけ出すことにも抵抗が少ないというのがこのタイプです。
また下心のある遊び目的の男性だと、相手に積極的にお酒を飲ませて酔わせようとする傾向もあります。
プロフィールにはっきりと「彼氏探していません」
遊び目的の女性は恋愛目的で声をかけてくる男性をうっとうしがる傾向もあります。
そのためプロフィールにあらかじめ「彼氏は求めていない」と明記することで、寄ってくる男を避けておきたいという考えを示しているわけです。
そうした女性だと遊び目的の男性にとっても、最初からそれとわかっているので積極的に声をかけやすいでしょう。
甘えたがり、寂しがり、かまってほしいアピールが強め
暇でマッチングアプリを利用している女性には、寂しがり屋やかまってちゃんなタイプが少なくありません。
だからこそ気軽に遊べる異性を求めているとも言えるわけですが、なのでプロフィールやメッセージでも構ってほしさを隠しません。
すぐに甘えてくるような女性も遊び目的である可能性が高いと言えるでしょう。
下ネタが多め
通常、婚活や恋人探しをしている人間が、まだあまりコミュニケーションを取っていない相手に下ネタを言ってくることはありませんよね。
これは下ネタを言うことで、相手の反応を探っている側面もあります。
受け入れてくれるなら遊びもOKの相手。
拒否するような真剣さなら、最初から相手にする必要がないというわけです。
すぐにLINE交換も可能
普通だとマッチングアプリでLINEを聞き出すまでには時間がかかると思いがちですよね。
ですが遊び目的で利用している男女は、LINEの交換も比較的簡単に応じてくれます。
真剣ではないだけにやり取りもシンプルに終わらせてすぐに次のステップへ進みたいというのもありますし、遊び専用のスマホも持っているという可能性もあります。
プロフィールはシンプル。情報量も軽い
真剣に付き合う相手を探しているならば、プロフィールはできるだけ詳しく丁寧に書くのが基本と言われています。
これは人としての信頼性にも関係してくるためです。
ですが遊び目的であれば先にそこまで知ってもらう必要はなく、まずやり取りでノリが合うかどうかを確かめたほうが早い。
自分はもちろん相手のスペックにも多くを求めないのも遊び目的の特徴です。
すぐデートに誘っても応じてもらえる
会いたい派の遊び目的のタイプは、シンプルな手続きを好む傾向にあります。
遊ぶことが目的ならばマッチングアプリに余計な課金をしたくないというのもありますし、一度会って合わなければやめればいいというシンプルさがあるためです。
またそうやって会うこと自体が暇つぶしであり遊びでもあるため、会うことである意味目的も達成しているわけです。
ノリが軽く、タメ口やあだ名も最初からOK
これが婚活や恋人探しならば、相手の出方を探りながらじっくり距離を縮めていくものですが、相手が求めているのはあくまでその時だけの遊び。
そのため敬語なども必要なく、最初からタメ口や、あだ名で構わないという軽いノリが多いのも遊び目的のユーザーの特徴です。
そうしたノリが感じられたならば、遊び目的の可能性は高いでしょう。
遊び目的で会うために効率の良い方法とは?
複数のアプリを併用する
遊び目的で相手を探すならば、まずは何よりも量が大切です。
アプリによっても利用者に傾向の違いがあるため、複数のマッチングアプリを利用したほうが様々なタイプとの出会いがあります。
複数を併用すればマッチング率も自ずと高くなるので、時間を無駄にすることもありません。
まずは量を重視して、そこから絞り込んでいくのが効率的です。
プロフィールの写真を充実させる
遊び目的の場合には写真を軽視しがちですが、マッチングアプリという相手の情報が少ない世界では、情報量が多いほどチャンスは生まれやすくなります。
特に読む必要がなく一目で視覚的なインパクトを残せる写真の充実はSNSなどにおいても高い効果があることが証明されており、異性の関心を引き付けるには効果的です。
たくさんのいいねをとにかく集める
「いいね」の数は単純に多くの関心を集める上で有効な手段です。
いいねが多いほど注目度も高まり、異性からも声がかかりやすくマッチングの確率も上がります。
そのためには先にも触れた写真やプロフィールの充実は大切な要素で、情報量が少ないマッチングアプリの世界だからこそ、その中で多くの好感を得る必要があります。
できるだけ早く会う
遊び目的であれば、できるだけ早く顔を合わせることも重要です。
真剣交際などの場合、相手に嫌われてしまう可能性も考えてじっくりと話をすすめながら距離を縮めていくことも大切ですが、遊び目的であればそういった必要もありません。
会うと会わないでは親近感にも大きな差が出るので、できるだけ早めに会って距離を縮めておくのが効率的でしょう。
遊び目的に向いているアプリの特徴は?
気軽に会いやすい
マッチングアプリも目的や真剣度などによって様々な種類がありますが、遊び目的で使うならばやはり気軽に会いやすいものがおすすめです。
マッチングも精度や質よりも早さや量を重視して、ノリが合うようであればすぐに会う約束ができるようなものが合っています。
あまり互いに真剣さを求めるよりは、気軽さを求めやすいアプリが向いていると言えます。
年齢層は若め
マッチングアプリは一般的に、利用者の年齢が上がるほど真剣さが増していきます。
特に女性は年齢が上がるほど結婚が主な目的となっていくので、気軽に遊ぶようなことは無駄と考える傾向も強くなります。
そのため遊び目的であるならば、できるだけ利用者の年齢層が若いものを選ぶほうが目的に叶いやすいでしょう。
そうしたアプリだとさらに同じ目的のユーザーも集まりやすいので、年齢層を意識することは大切です。
すぐに出会える機能があるか
真剣度の高いマッチングアプリでは、安全性も重視されるため、実際に会うためにいくつかの段階を踏む必要があるものも少なくありません。
ですが遊び目的ならば相手にそこまで真剣さは求めていないですし、会うために時間がかかってしまうのも面倒ですよね。
なのでできるだけ会うまでのハードルが低く、会いやすい機能の備わっているアプリを利用することがおすすめです。
遊び目的のマッチングアプリおすすめ
Tinder(ティンダー)
<基本情報>
アプリ名 | Tinder |
---|---|
料金 | 男性:無料、女性:無料 |
年齢層 | 10〜20代 |
累計会員数 | 非公開(4億3000万以上DL) |
目的 | 恋愛、デート |
特徴 | 完全に無料で使うことが可能 |
運営会社 | MG Japan Services 合同会社 |
Tinderは男女ともに基本無料で使うことのできる、業界最大規模のマッチングアプリです。
マッチング率がとても高いのが特徴で、とにかくまずは会いたいという人たちにおすすめ。
またユーザーの年齢層も10代から20代と若いので、遊び目的で多くの相手と会いたいという人には最適なアプリの一つと言えます。
タップル
<基本情報>
アプリ名 | タップル |
---|---|
料金 | 男性:4,400円、女性:無料 |
年齢層 | 20〜40代 |
累計会員数 | 1,700万人以上 |
目的 | 恋愛、デート |
特徴 | 友達感覚で、趣味でつながりやすい |
運営会社 | 株式会社タップル |
タップルの最も特徴的な部分は、「おでかけ機能」によって出かける時間や目的をアピールし、目的が一致する相手とマッチングが可能になるという点です。
趣味でつながるということが重視されているため、恋活で利用する人も多いですが、それよりもより軽めに自然につながることができるのもポイント。
年齢層も20代が中心で若めです。
Dine(ダイン)
<基本情報>
アプリ名 | Dine |
---|---|
料金 | 男性:6,500円、女性:6,500円 |
年齢層 | 20〜40代 |
累計会員数 | 非公開 |
目的 | デート |
特徴 | メッセージ不要、お店も予約できる |
運営会社 | 株式会社Mrk & Co |
Dineはメッセージのやり取りをすることなくマッチングが可能な点が特徴のアプリです。
相手がデート先の候補をいくつか挙げ、その中から一番良いと思うものを選んでデート場所も決定。
日程やお店の予約も運営側が代行してくれる点が魅力です。
そのぶん料金はいくらか高めになっていますが、デート重視の人におすすめです。
Couplink(カップリンク)
<基本情報>
アプリ名 | Couplink |
---|---|
料金 | 男性:4,700円、女性:無料 |
年齢層 | 20〜40代 |
累計会員数 | 非公開 |
目的 | 恋活、婚活 |
特徴 | 街コンに応募が可能 |
運営会社 | 株式会社リンクバル |
カップリンクは日本最大級の街コンポータルサイト「街コンジャパン」と連携して使えるのが最大の特徴です。
街コンへの申し込みはもちろん、開催された街コンで出会った相手と後でアプリを通じてやり取りをすることも可能で、街コンを通じて遊び相手の輪を広げることができます。
街コン参加者によるサークルのような関係性を構築することも可能です。
バチェラーデート
<基本情報>
アプリ名 | バチェラーデート |
---|---|
料金 | 男性:9,800円、女性:無料 |
年齢層 | 20〜40代 |
累計会員数 | 非公開 |
目的 | デート |
特徴 | 完全審査制のハイスペック向き |
運営会社 | 株式会社バチェラーデート |
バチェラーデートは名前からも感じられるように、男女ともにハイスペックが多く集う高級志向のマッチングアプリです。
運営会社による審査基準があらかじめ設けられているため、この審査を通過できる男女しか会員登録することができません。
しかし会員になることさえできたならば、ハイクラスの大人の遊びを楽しむことができるはず。
Ravit(ラビット)
<基本情報>
アプリ名 | Ravit |
---|---|
料金 | 男性:3,700円、女性:無料 |
年齢層 | 20〜50代 |
累計会員数 | 非公開 |
目的 | 恋愛、婚活 |
特徴 | AIエージェントによるマッチングが魅力 |
運営会社 | CANVAS Inc. |
RavitはAIエージェントによるマッチングサポートが魅力のアプリです。
AIエージェントは常に利用者の情報を学習・分析しているため、情報や行動の傾向から合いそうな相手を紹介してもらえたり、メッセージのアドバイスなどももらうことができます。
また「今日」を指定して、その日のうちにデートできる相手を見つけられる点も遊び目的に向いています。
マッチングアプリで遊ぶ時に注意すべき点は?
真面目に婚活している人を避ける
マッチングアプリには様々な利用者がいて、その中にはもちろん遊び目的でない人も多くいます。
特に婚活目的の人は真剣度も高く、遊び目的で誘いをかけたり、変に構おうとしてもお互いのためになりません。
トラブルの元にもなるので、目的の違う相手とはしっかりと住み分けることがどちらにとっても良い結果となるでしょう。
既婚者へ行かない
セカンドパートナーといった言葉もあるように、近年では既婚者も配偶者とは別のパートナーをマッチングアプリで探していることがあります。
ただ遊び目的の場合は特に、身体の関係などを持ってしまうと不倫関係となり、場合によっては相手の配偶者と裁判などのトラブルになってしまう可能性もあります。
そうした危険はできるだけ避けたほうが良いでしょう。
児童も避けておく
マッチングアプリの中でも特に、遊び目的の利用者が多いアプリは年齢層も若く、10代が多く利用しているものもあります。
ですが見知らぬ未成年と関わることは、体の関係を持ったり飲酒などがあれば犯罪となってしまうのは当然ですが、他にも連れまわすだけで罪になることがあります。
児童本人のためにも避けておいたほうが無難でしょう。
業者に注意!
マッチングアプリには一般の利用者だけでなく、業者などが潜んでいることも多くあります。
具体的には何らかのビジネスの勧誘や、特定の店への誘導など、アプリ利用者から巧みに金銭を得ようとします。
そうした業者に関わってしまわないよう、プロフィールやメッセージでの会話の中でしっかりと相手を見極めることも大切です。
まとめ
マッチングアプリは恋活や婚活の他にも、遊び目的で利用する人が多くいます。
遊び目的自体はまったく悪いことではありませんが、真剣に活動している人を阻害したり、またこちら側が被害者になってしまわないようにすることも大切です。
節度を持って楽しく遊びましょう。